
肩こりの原因
姿勢
人の体は、たくさんの筋肉や骨から成り立ち姿勢を支えています。そして、筋肉は姿勢を維持するためにバランスを取っています。
「デスクワークやパソコン作業」「下を向いたスマホ操作」「体の前で腕を使う運転や家事」を長時間していると、体が丸く前のめりになり姿勢のバランスが崩れてしまいます。そうなると頭が前に傾き、頭を支えるために肩から背中に掛けて大きな負担がかかり、肩こりというツライ症状を招くことになります。
姿勢を意識してみるだけでも、肩こりという症状を軽くできるかもしれません。

筋肉の疲労
久しぶりのスポーツや運動をした後や、日頃持たない重い荷物を持った後などに、筋肉を過度に使ったため起こります。筋肉は、いつもより頑張って力を使ったため硬くなったり、動きが悪くなったりします。
その結果、それらの筋肉が血行障害を起こし、肩こりの原因となります。

運動不足
運動することによって筋肉は収縮・弛緩を繰り返し、ポンプの様な役目をして血液の循環を良くします。
運動不足は、ポンプの動きが悪いのと同じで、血液の循環が悪くなってしまいます。血液の循環が悪くなった筋肉は硬くなり、動きも悪くなり、肩こりの『こり』の原因を作ってしまいます
また、運動不足は肥満の原因となり、腕の重みが増し、その重みで肩への負担を増すことがあります。それによって肩こりが起こるとも考えられます。

冷え
「冷えは万病の元」といわれ、肩こりだけでなく様々な症状も引き起こしてしまいます。夏場の冷房が効きすぎた場所も多いようですが、季節に関係なく「寒い」と感じるような環境にいると、体温が上がりにくくなります。
特に冷気が首や肩などに直接あたると、首・肩周辺の血管が収縮し、筋肉の血行を悪くさせ、それが肩こりの原因となることもあります。
寒いと感じる状態は、体を丸めさせ、力が入り、肩周辺の筋肉をさらに硬くさせます。

目の疲労
「テレビやパソコン、ゲーム、スマホ」などを見過ぎることによる目の疲れ、あるいは眼鏡やコンタクトレンズが合わないことによる目の疲れは、首・肩付近の血管を収縮し、血行が悪くなり肩こりの原因となります。

噛み合わせ
噛み合わせが悪いと、顎の左右の筋力バランスが崩れ、そのバランスを保とうとして姿勢も左右のバランスが崩れてしまいます。
その結果、片側の肩に負担がかかり、筋肉が硬くなり肩こりを起こすことがあります。
