慢性腰痛は、一般的に腰痛が3か月以上続いている方のことを言います。小学生から高齢者まで幅広く見られますが、特に30~50代の働き盛りの方に多く、その理由は姿勢の歪みやストレスだと考えられています。痛みが慢性化する原因には、悪い姿勢を続けていたり、体を動かさない状態を続けていることにもあります。例えば、腰の痛みへの不安から長い間体を動かさずに生活を続けていると、逆に筋肉が硬くなりかえって腰痛を長引かせることになります。そのような状態を続けていると悪い姿勢が定着してしまいますので、姿勢の見直しと適度な運動を考えた方が良いでしょう。

腰痛・ぎっくり腰について
ぎっくり腰(急性腰痛)
朝起きて立ち上がる時や重い物を持ち上げようとした時に、ギクッ!と音が鳴るような感じで起こる事が多いようです。これは、筋肉(脊柱起立筋)が緩んでいる状態から無理に腰の筋肉に負担が掛かり、脊柱起立筋が付着している端の部分異常収縮をした事により起こります。
ぎっくり腰は、何らかの動作をした時に起こりますが、実は日頃の悪い姿勢などで腰の一部分に負担が掛かった悪い状態が続いているのが原因でもあります。そして、腰の筋肉は限界に達しており、起きる時やくしゃみ、ちょっとした動作でぎっくり腰が起こってしまいます。
ぎっくり腰を繰り返す方は、日頃の立ち姿勢や座り姿勢を正しくする習慣を付けることをお勧めします。
